2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

音楽批評は可能か

なぜ僕は音楽について書けないのかと ここ数日考えていたのだが、 僕が音楽の全体性を信じていない、 というのが一応の結論のような気がする。 ちと微妙な言い方なので説明を。例えば映画であれば、 あらゆる映画をなどと言わないが、 かいつまんでそれなり…

今日はかぼちゃを食べます

さぁみんな、今日はHelloweenだぜ! 「守護神伝〜新章」を聴いてるかい? 僕は聴いてないよ。だって持ってないもん。 1章は持ってたはずだから せっかくだし聴こうと思ったんだけど 探してもCDが見つからないのさ。

ペドロ・アルモドバル「パティ・ディプーサ」

アルモドバルだけど映画じゃなくて、小説なのです。 小説やエッセイもたくさん書いているそうな。石川忠司は舞城王太郎の小説を内言のエイタテイメント化と呼ぶ。 『「内言」の引きこもって鬱陶しい性格が物語の進行を妨害するならどうしたらいいか?話は簡…

バイリンギャル

外国人の夫、日本人の妻、4,5歳の娘 という家族に、飯屋でたまに会う。今までの観察によると、 奥さんは日本語と英語を交えて話す。 旦那さんと話す時は英語7:日本語3くらい、 子供とはほぼ日本語だけで話す。旦那さんはほとんど英語。 日本語はごくたま…

ジャック・ドゥミ「ローラ」@ル・シネマ

ドゥミはハチャメチャなおとぎ話を仮構して その上に、愛という感情の純粋な部分だけを乗せて見せる ってな感じで映画を作るわけです。この映画も「シェルブール」などのような 後の作品ほどには無茶な話ではなく、 やや現実的なストーリーだとは言え、 やは…

四天王

ニューソウル四天王(そんなの聞いたこともないよ)は スティービー・ワンダー、カーティス・メイフィールド マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハサウェイだそうな。ロック四天王は キッス、クイーン、エアロスミス、チープ・トリックだそうな。 メタルもパンクも…

クリント・イーストウッド「ガントレット」

イーストウッドの映画は、 有無を言わさぬ圧倒的な説得力で観客にせまる。 説得力というのはリアルな感覚と言いかえてもいいが、 それは現実をリアルに描写しているからではない。 それがもっとも如実に表れているのが「ガントレット」だ。 映画史上に残る荒…

stand by me

たまに、夜中の終電が終わったあと、 家のそばの踏切から踏切の間の50mくらいを 線路のレールの上だけ歩いている。 目標は、全力疾走とまでいかないまでも 50mを10秒くらいで走ること(ちなみに今は数分かかる) 10秒切れば忍者と呼べるのではなかろうか。…

ダブルドラゴン

先日、日記のカテゴリー分けってのをやってみたところ、 『音楽』に分類する日記が1つしかなかったんです。 まぁ音楽のことをあまり書いてないことは 自分でも知ってたんですけどね。 なんか書こうとは思うけど、なかなか難しいのですよ。というわけで、今日…

個人主義と避妊

「そして僕は恋をする」の女性キャラは 大体みんなピルを飲んでいるようだった。 体に良くないんじゃないのかと思って観ていたら ホルモンバランスの話を医者としている場面もあった。 登場人物は全員、中流階級以上のインテリであり、 ただれた性生活をおく…

アルノー・デプレシャン「そして僕は恋をする」

昨日の続き。 人間、感情のブレがあって当然なのだが、 あんまりブレすぎると神経症になる。 ポールには好きな女が3人いて、 ヴァレリーは同棲してる男の他に恋人がいる。 ただ一人のパートナーへの永遠の愛 とかいうものを否定する気はないけど、 いつでも…

落下女

片桐仁だけ全然しゃべってないね。 そういう立ち位置だとかいう話じゃないだろうから 編集でカットされてんのかね。 それでいいのか?よくねえだろう。

大道珠貴「裸」

『時間が経つにつれ、私はどんどんどんどん気がめいっている。まんまと生徒のデートの誘いを受けた先生が、どこか情けなかったからだ、とも言えるけれど、でもきてくれなければもっと私は傷ついただろう。傷つくなんてなんともないが。なんにしたって、先生…

油断

ぼけっとしてたら東京国際映画祭のチケットを買い忘れていた。 とりあえずピアに買いに行ったけど、 もうほとんどさばけてしまっていた。あたりまえだ。 「台風太陽」なんてもう終わってるし。

石川忠司「現代小説のレッスン」

石川が藤沢周平の「高札場」という小説(僕は読んでませんが) について解説している。あらすじとしては主人公の清佐衛門が、源太夫という武士の自殺について捜査し、 彼が友世という恋人を捨てて別の女と結婚し 友世を不幸にしたのを悔いて自殺した。 と、…

失敗した

フカヒレのにこごりっていうのが売ってて 美味しそうだと思って買ってみたんだけど どうやって食ったらいいのかわからないことに気付いた。 とりあえずチンしてご飯にかけてみたが 不味くはないが上手くもなかった。

竹中直人「連弾」

家族の再生の話というのは フィクションの世界ではありふれたテーマに属し この映画もそのバリエーションであると言えます典型的なパターンとしては、 家族内のいろんな問題が顕在化し、 それと共にいろんな出来事が家族を襲うけど、 最後は家族という制度を…

too shy shy boy

近所の住宅街を歩いていたら、 マンションの影から二十歳くらいの女の子が そっと前の道の方をのぞいているた。 ストーカーに追っかけられてんのかしらん、 面白そうだな、と思って見ていたら 30mくらい先にいる男の子を見て笑っていた。なんのことはない、…

パンツ

ひどいタイトルだが、下着論の本を読んだ後なのだから こうなってしまうのも仕方がないことなのであります。「スカートの下の劇場」は1989年に出版されてるんだけど、 母親、もしくは妻が下着を管理する事態について書いていた。 上野は一人暮らしの男性のこ…

女性的?なリアリティ

爆笑問題の番組に角田光代が出ていて、 『愛すべきみみっちさ』について話していた。 関係がよくわからない二人連れの男女の会話で、 男の方が、焼肉やでキムチを頼み忘れたことをすごく後悔している と、キムチ好きらしい女性に話しているのを聞いて、 彼の…

上野千鶴子「スカートの下の劇場」

アメリカ製のポルノグラフィはいくつか見たことがあるけど (写真もビデオも)なんとも退屈な代物だった。 長い間、僕はこれを文化の違いだと思っていた。 例えば、美男美女の基準が文化によって違うように、 美味しいと感じる味が文化によって違うように、 …

駅とかお店の便所の壁に 『いつもきれいに使っていただいてありがとうございます』 って張り紙がしてあるのをここ数年、よく見かける。『みんなで使う場所ですからきれいに使ってください』 っていうのだと、少し命令的なニュアンスがあるから もっとソフト…

ジャン=リュック・ゴダール「右側に気をつけろ」

ゴダールは運動神経がいいらしい、 などという話を聞いたことがあるが、 冒頭の、水泳の飛び込みのような格好で 窓から車に飛び乗るシーンの身のこなしなどからして おそらく本当なんだろうと思う。おみごと。このシーンに限らず、全編ギャグ満載である。 近…

また揺れた

昨日は映画館で地震にあった。 幸いにもというか、つまらないことにと言うか 上映前だったんだけど、 職員の方がスクリーンとかをチェックしていた。 上映中だったら、一旦止めたりするんだろうか。 それはそれで面白そうだ。

不愉快かなぁ?

最近読んだ雑誌のインタビューとか対談で 嫌な質問をされて嫌な思いをした、というような事を、 3人の違う人が、それぞれ違うところで話していた。いつも餌をあげていた猫がある日突然しゃべりだして お前なんて大嫌いだって言ったらどうしますか? とかそん…

J=P・ジュネ「アメリ」

こんにちわ、wbntです。いつも流行に取り残されます。 韓流ブームにもNANAブームにも乗ることがません。 でもチョン・ジェウンの「台風太陽」は観る予定です。 NANAは数年後にテレビで放送されたらこっそり観ます。 原作は5巻くらいまで読んでたけど、フェイ…

訂正

「勝手に逃げろ/人生」は 商業映画復帰作ではないですね。 たしか「万事快調」です。 ところで「万事快調」は僕が高3の時に 日本初公開されたはずなんですよ。 レイトショーで観て家に帰ったら12時過ぎで 「あんた一応受験生なんだからさー」 って母が怒っ…

異常気象

10月ってこんなに雨が降るものでしたっけ? i-Podを買ってからというもの、 急ぎでなければ30分一駅や二駅の距離は歩くようになったし、 用もないのに夜中に散歩したりしているのだが 雨がつづくとそうもいかないのだ。

橋本治「人はなぜ「美しい」がわかるのか」

読んでてわかるところとわからないところはあるけど 一番面白かったのは、美しいと言うためには 他者が必要であるというところ。50年代のハリウッド映画と、21世紀のJ-POPと、 ルネッサンスの教会美術と、 芸術にもいろいろあるけど それらの何が同じで何が…

揺れた?

昨日は歩いてる最中に地震が来たんだけど 過去には歩いてる時に揺れた記憶がない。 室内に比べてあんまり感じないのかもしれない。揺れた瞬間はよくわからなくて、立眩みかと思った。 周りの人が騒いでるのと、電線が揺れてるのを見て あ、やっぱり地震だっ…