個人主義と避妊

「そして僕は恋をする」の女性キャラは
大体みんなピルを飲んでいるようだった。
体に良くないんじゃないのかと思って観ていたら
ホルモンバランスの話を医者としている場面もあった。
登場人物は全員、中流階級以上のインテリであり、
ただれた性生活をおくるチンピラどもの話、ではない。

日本の性教育においては(最近は知らんが)
男の子には『コンドームをつけてあげる配慮』を説き
女の子には『コンドームをつけて欲しい、と言える主体性』を説く。
どっちも『近代人たれ!』というメッセージだと言えます。

んで、個人主義の国フランス、というイメージからすると
女性は『ピルは体に悪いわ。着けて頂戴』くらい言いそうだし
男性は『もちろんだよ』てな感じでそれを尊重しそうだが…

ピルが体質が合わなくて避妊具を着けている女性を
主人公達が影で揶揄しているシーンまである。
しかも着けてるのは女性用避妊具だ(ペッサリーだっけ?)
揶揄する理由もわからなければ、
これほどまでにコンドームが避けられる理由もわからん。

もちろん映画はフィクションだから
これがフランス人の日常かどうかは知らないのだが
…すっごい謎。