2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宮崎駿『紅の豚』

最近、必死になって美術の勉強をしているwbntです。こんばんわ。 マレーヴィチは革命前後のロシアに生きた人ですが、20世紀初頭に起こった未来派の影響を強く受けています。 先日、ソ連のサイレント映画の巨匠、ジガ・ヴェルトフの映画を観たのですが、機械…

マンガ批評家再び(嘘)

『DEATH NOTE』はすばらしい作品で大変おもしろく読みましたが、そこを長々と書くと本題と反れるので割愛しまして、今日書きたいのはちょっと気になった点のほうです。 犯人と探偵の心理戦が物語のメインとなるわけですが、それに比べてセックスの描写があま…

全体/偶然

ウチの近所では、河川敷のクローバーは葉が大きく、公園のクローバーは平均してそれよりも小さい。 と言っても、同じ公園のクローバーでも株ごとに葉の大きさは違いますし、もちろん葉の一枚一枚に至るまで完全に同じ大きさのものなどありません。 ここから…

課題のための試論

マレーヴィチの人物画では、身体が筒状のパーツの組み合わせとして描かれ、上半身と腰に左右逆の影がついているものがいくつかあります。(*1) また、後期の作品では頭、首、上半身…が様々な色に塗り分けられているものがあります。(*2) これは、それらが別々…

安野モヨコ『ハッピーマニア』

安野モヨコのキャラクターとの距離の取り方は気持ちがいいです。 クールだけれど愛にあふれている。 これはフィクションより、対象が自分(『美人画報』)だったり旦那(『監督不行届き』)だったりするエッセイのほうがわかりやすいでしょう。 「ちょいダメ…

TSUTAYAっ子

最近日記を書かないのはツタヤのコミックレンタルのせい…だけではありませんが、大きな原因の一つになっているのは確かだと言えましょう。 数えてみれば、今月だけで40冊くらい読んでいます。 漫画漫画映画映画漫画書籍漫画漫画音楽音楽漫画、くらいのペース…

『B2 Unit』は100年後にも聴かれているか

『谷川俊太郎が聞く武満徹の素顔』という本に坂本龍一へのインタビューも入ってまして 「二十世紀はたいした文化を生んでないと僕は思っている。メシアンはブーレーズを育てたという功績はあるけども、100年たったらメシアンの曲など、ほとんど誰も聴いてい…

4月の踊るロード賞!

ハワード・ホークス『紳士は金髪がお好き』 ジョン・フォード『わが谷は緑なりき』 ジョセフ・ロージー『唇からナイフ』 相米慎二『ションベン・ライダー』 小川紳介『ニッポン国古屋敷村』 ここ20年以内の映画が一本もありませんね(笑) もちろん新作も観て…

4月の踊るヒット賞!

Iannis Xenakis『Eonta / Metastasis / Pithoprakta』 Metallica『...And justice for all』 Hair Stylistics『custom cock confused death』 Pinback『Summer in abaddon』 矢野顕子『ごはんができたよ』 ちょっとやかましいのをよく聴いていました。 中原…