2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アンドレイ・タルコフスキー『惑星ソラリス』

冒頭近く、父親の友人(名前わすれた)が、 高速道路を走るシーンを延々とやるんですが、 これ、物語的に言えば何の意味もありませし、 彼の心象を投影した何か象徴的な映像というわけでもない。 かといって、ただ高速道路を高速道路として写した というよう…

何アピール?

ローライズのパンツに丈の短いシャツを着ると 必然的にお腹が見えるわけでして、 この季節、街中ではそんな女性をよく見かけるのですが、 そんな格好をした女性のうち、目撃する限りでは 半分近くの方がお腹の肉がぷよっとたるんで ジーンズの上にだらしなく…

ジョージ・A・ロメロ『ゾンビ/ディレクターズカット完全版』

ゾンビとはもちろん「生ける屍」の、 表象と言うのもためらわれるほどのあからさまな表象でありましょう。 徹底的なヒューマニストたるロメロは 人間性とは何か、ということを 人間ならざるクリーチャーを通して問いつづけているわけです。 映画で最初に死ぬ…

セドリック・カーン『倦怠』

カーンは演出も画面設計もとってもお上手なので おそらく美麗でおフランスな映画(←バカにしてんのか?) だって撮ろうと思えば撮れるのでしょう。最初のパーティシーンでは、マルタン(シャルル・ベルリング)が 苛立たしげにウロウロする姿を捉えるんです…

でも欲しい(情報求む)

シャツのように目が細かい生地のパンツを持ってて とても気にいっているんですが、 生地がぺらっぺらなので冬は穿けないのです。「これくらい目が細かくて、冬でも穿けるくらい厚い生地ってないかな? こういう素材感のパンツってたまに見かけても、どれも薄…

メモランダム2(音韻/音響)

昨日は「音韻」と「音響」について 何の説明もなしに書いてしまったわけですが(笑) 音響とは文字通り音楽における音響物理学的領域、 音韻とは、もっと情報的(?)な領域、 もっともわかりやすいのは楽譜ですね。 で、菊池・大谷は音響的領域の肥大について語…

ゲテモノ食い

ゲテモノ料理を食べたい、ということで 広尾にあるらしいジャマイカ料理屋(?)に、 ピラニアとかを食いに行きました。 友達が同僚の女の子(会ったことない)と、 もう一人女の子を誘ったというので 痛快ウキウキな気分で行ったんですけどね。 まず、誘っ…

メモランダム(音韻/音響)

図書館で予約待ちすること数ヶ月、 菊地成孔・大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』を やっと借りられました。 まだちょっとしか読んでないんですけど。菊地と大谷は音楽における 「音韻」と「音響」をとりあえず別けています。 この区分は大雑把に言って東浩…

慎重派

フラッシュメモリーって何バイトくらいあれば困らないでしょう。 今んとこ512が妥当か?って思ってますけど、 使ってみて足りなかったやだしなー、 でも足りないかどうかなんて使ってみないとわからんしなー、 なんて思ってると買い損ねます。

もののけ姫はポストモダンの荒野を生きる

『もののけ姫』の世界内では、 とりあえずシシガミが全体性を象徴しています。 とりあえず、と言ったのは、その全体性は「自然/人間」 という対立によって崩れつつあるからです。 主要なキャラクター達はその失われた全体性を それぞれ別の方法で取り戻そう…

夜更かし(ではないけど)

寝る時間を遅くして遅く起きることはできるのに 寝る時間を早くして早く起きるのは難しい。 結果、起きる時間がどんどん遅くなりがちに… なんででしょうね。

宮崎駿『もののけ姫』

相原コージの『サルでも描けるまんが教室』の動物マンガ編で 動物の食事シーンの難しさに触れて 手塚治虫『ジャングル大帝』でも レオたちがレストランをはじめて 「お肉おまちどう!」という微妙なシーンがある ということを書いていました。先日見たフジタ…

日記

毎日映画を観て、感想を書けるような身分ではなくなってしまったので 更新が滞っております。 何とか週に2回くらいは書きたいところ。

藤田嗣治展@東京国立近代美術館

好きなわけでも興味があるわけでもなく (よく知らないから、嫌いなわけでもない) ちょっと必要があって見に行ってまいりました。 わざわざ平日の朝を狙ったというのにすごい人。おまけに解説要員として同行したもらったお方が 「音声解説(有料)でも聞い…

ファン心理

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060421-00000845-reu-ent 第2シリーズからのファンなので スポックにもカークにも思い入れはないんですが、 本シリーズ『エンタープライズ』の打ち切りにも関わらず 映画の新作が作られるってことは スタートレック自体…

サム・ペキンパー『ゲッタウェイ』

銀行強盗をしたはいいけど、仲間割れしちゃって、 金を持って逃げることになったドク(スティーブ・マックイーン ) 逃げるドクと追うルディのモンタージュ。 道中、ドクの金をかすめようとしたコソドロと 追われてる途中で何故か追うことになってしまったド…

4月の踊るロード賞!

風間志織『せかいのおわり』 アモス・ギタイ『キプールの記憶』 ジャン・ユスターシュ『僕の小さな恋人たち』 小津安二郎『晩春』 フランソワ・オゾン『ぼくを葬る』 劇場で観た映画のほうが強く印象に残ってますな。 小津も劇場でやってたで、観ようと思え…

4月の踊るヒット賞!

三輪眞弘『赤ずきんちゃん伴奏器』 小沢健二『毎日の環境学』 Everything But The Girl『Temperamental』 Erast『Cyberpunk』 The J.B.'s『Bring The Funk On Down』 5月も1週間たってから突然書いてみます。忘れてた。 恒例行事ってわけでもないんだけどさ…

ミヒャエル・ハネケ『隠された記憶』

冒頭のジョルジュ宅の映像は、固定カメラであることと 圧迫感のある画面両端のビルに挟まれていることによって 作為的に切り取られた空間であるという気配を漂わせています。 実際、数分後にはこの映像が 悪意ある第三者によって撮影された監視映像であるこ…

技術革新

ほぼ10年ぶりくらいにプリクラというヤツを撮ったんですが 我々が思春期の頃と比べるとすごい画質ですね。 証明写真に使ったって問題ないんじゃないですか? しかもインスタントの証明写真より枚数も多いし、安い。 駅とか写真屋の横に置いてあるあの写真機…

橋本治『桃尻娘』

一応説明をしておくと、高校生を主人公としたオムニバスの連作で 一話ごとに話者が変わるんだけど、全員同級生で 第一話は玲奈の視点で語られる話だけど、 二話では話者の薫から見た玲奈が出てくるし、 四話では源一から見た薫が出てくる、といった具合。僕…

地球デビュー20周年記念・恐怖の復活祭

29日の深夜に聖飢魔IIのライブをNHKで放送したそうです。 「したそうです」と言うからには僕は知らなかったのですね。 で、放送が終わった頃に知人から 「聖飢魔II見たよ。ライブちゃんと見たの初めてだけど面白いんだね」 などというメールが来ました。 …

村上隆を擁護してみる(やや自信なし)

美術には詳しくないので(と最初に言い訳をしつつ(笑)) 最近話題になってる村上隆の話↓ http://www.kaikaikiki.co.jp/news/list/murakamis_lawsuit/それに関して東浩紀が↓を書いてたのを読んで http://www.hirokiazuma.com/archives/000214.html 実家に帰っ…

初体験

朝起きて「うーん。メガネメガネ」って探したけど見つからなくて あれ?と思ったらかけたままでした。 休憩中や移動中、椅子で寝るときにはかけて寝ることもありますが、 布団でやったのは初めてです。よく壊れなかったもんだ。