2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アキ・カウリスマキ『マッチ工場の少女』

この映画は、冒頭で材木からマッチが作られていく様子が描写され、ラストは主人公イリスがいなくなった工場がなおも稼働し続ける様子を映して終わります。 また、天安門事件などの(当時の)タイムリーなニュース映像が執拗に挿入されますが彼女は決まってそ…

6月の踊るロード賞

成瀬巳喜男『浮雲』 アキ・カウリスマキ『過去のない男』 曾根中生『わたしのSEX白書 絶頂度』 神代辰巳『恋人たちは濡れた』 フランソワ・トリュフォー『私のように美しい娘』 今、メインマシン(win)が動かないのでマックで書いているのですが、「なるせ…

6月の踊るヒット賞

Morton Feldman『ピアノと弦楽四重奏』 BoA『Listen to my heart』 Mouse on mars 『Niun niggung」 Loop Session『Bad soup hidden』 Raul Midon『State of mind』 今、「3分間でフェルドマン」というコンセプトで曲を作っています。 8月11日に発表する予定…

アキ・カウリスマキ『過去のない男』

救世軍の女性スタッフ・イルマは主人公の男(マルック・ペルトラ)にデートに誘われるのですが、そんなことには慣れていないらしい彼女は化粧品を前にして少し戸惑ったような微妙な表情でマスカラをつけます。 そして男の家に食事に来た彼女の口紅は少しだけ…

勘違い

誕生日の夜、しばらく会っていない友人から不在着信が入っていたので、ちょっと嬉しくなりながら掛けなおしまして 「電話ありがとう、覚えててくれたの?」と聞くと 「覚えてるって何を?あのさぁ日曜日あいてる?」と、普通に要件を言われました。 誕生日と…

宮崎駿『天空の城ラピュタ』

映像は僕たち人間の視覚を模して作られた技術です。 しかし映像は僕たちの見ているいわゆる現実の模造ではありません。 映像はそれ独自の論理に従って作られており、現実とは別種のリアリティを持ちます。 と言っても映像と現実とは関係がないということでは…

時を越えて

浜松から母が上京してきていまして、 「サミット…じゃなかった、ヤマイチ(近所のスーパー)ってまだ開いてる?」と聞くので 「ヤマイチはまだ開いてるよ。で、サミットって何?浜松のスーパー?」と聞くと 「日吉のスーパー。なぜか急に出てきた」とのこと…

アモス・ギタイ『フィールド・ダイアリー』

パレスチナ問題を扱った映画と言えばゴダールの『ヒア&ゼア』があります。 あくまで傍観者でしかないフランス人・ゴダールとパレスチナとの距離を扱ったものですが、イスラエル人・ギタイにはそのような距離はなく、当事者的視点から撮られることになります…

5月の踊るロード賞!

カール・ドライエル『裁かるるジャンヌ』 ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』 F・W・ムルナウ『サンライズ』 エルンスト・ルビッチ『陽気な巴里っ子』 相米慎二『台風クラブ』 トーキーが一本しかありません。 シネフィルっぽいラインナップです(笑)

5月の踊るヒット賞!

Laibach『Kapital』 Sleeping people『sleeping people』 Labyrinth『Labyrinth』 Leyode『fascinating tininess...』 Miles Davis『kind of blue』 菊地成孔の「知るを楽しむ」第一回を録画した方いらっしゃいませんか。

曽根中生『わたしのSEX白書 絶頂度』

タイトルを見ればわかる通りポルノ映画であり、劇中にはたびたび濡れ場があって、一応それを中心に映画が組み立てられてはいます。 しかしこの映画では濡れ場は中心であって中心ではありません。 一定量の濡れ場があれば内容を問われなかったこの時代のポル…

子供

友人とホタルを見に行きまして。 友人の子供も一緒だったのですが、30分くらい見ている間、子供たちは全然落ち着いておらず(当たり前か)肩車をすれば首根っこをつかみ、さかんに何か話しかけてくるのでした。 もちろんホタルに驚いたり追いかけたりもして…