子供

友人とホタルを見に行きまして。
友人の子供も一緒だったのですが、30分くらい見ている間、子供たちは全然落ち着いておらず(当たり前か)肩車をすれば首根っこをつかみ、さかんに何か話しかけてくるのでした。
もちろんホタルに驚いたり追いかけたりもしているのですが、それに集中しているわけではない。
むしろ夢中になっているのは大人たちのほうなのです。


ではホタルは大人の見るものなのでしょうか。
もちろんホタルの光の純粋な美しさに魅入られもしました(「純粋な美しさ」ってナンだ?という話はおいといて)
しかし、そこにある種のノスタルジー、童心とでもいうべきものが関係していたのを僕は否定できません。
この場合、小さい頃にホタルを見た経験があるかどうかはあまり問題ではなく幻想としての子供時代というほどの意味です。


ホタルは子供が見るものでも(子供たちも楽しんではいましたが)大人が見るものでもなく、大人の中の子供の部分が見るものなのではないか、と思ったのでした。
まぁ他の大人たちがどんな気持ちで見ていたのかは知らないのですが。


関係ないけど。
子供たちに「メガネのおじさん」と言われてしまいまして。
素で「おじさん」呼ばわりされるのは初めてで、たいそうショックだったのですが(パパと同い年なのだから当然と言えば当然なのですが)僕がショックを受けているのを感じたのか二度はおじさんとは呼ばれませんでした。
意外と敏感な生き物なのですね。
あるいはパパかママが気を利かせて「おじさん」って言わないように注意したのかもしれませんが(笑)