2006-11-26から1日間の記事一覧

フィリップ・ガレル『自由、夜』

ガレルの映画は叙情的な物語であるにもかかわらず 妙に淡々としていて、容易に感情移入することができず ボソボソとしたつぶやきを苦労して聴き取るような 決して嫌ではないけれど楽でもないような作業が要求されます。 さらに例えるなら、半分ボケた祖父の…

昨日の続き

正義や悪と言ったものは実体としてあるわけではないけれど それを無いと言ってしまうこともまた間違っています。 実体としての正義や悪などというものは 「テロとの戦い」というようなおぞましく かつ悪い冗談としか思えないようなものになってしまう。 昨日…