芸風

最近の土田晃之(1972年生まれ)は「自分語り」と「世代論」が目立つが、
その芸風は、お笑いと批評というフィールドの違いを超えて、
東浩紀(1971年生まれ)のそれとよく似ている。


己の思春期の頃の文化への思い入れ
(土田:ひょうきん族ガンダム/東:ニューアカうる星やつら
先行世代と自分との比較、分析
(土田:明石家さんまダウンタウン/東:柄谷行人宮台真司


彼らと同世代の芸人や批評家は他にもいるわけで、
この二人に同世代を代表させることはできないのだが、
この類似には単なる偶然以上のものを感じてしまう。


まさか土田が東の本を読んでいるとは思えないが、
何か共通する認識はあるのではないだろうか。