大人の社交術

僕は昔からお世辞を言うのがとても苦手で
というかすごい嫌悪感があって、どうしても口に出せないのです。
そういうわけで僕に褒められたときは
間違いなく心からそう思って言っているので素直に喜んでください。
的外れな褒め方をする場合もあるでしょうが。

はてさて。生きていると「これどう思う?」なんて聞かれることはあって
しかもそれがどうにも面白くないものであることだってあるわけです。
相手が気のおけない友人であれば素直にダメ出しもできるし
気を使うなら「僕には理解できないけど、ここはどうしてこうなったの?」なんて言い方もできる。

しかし時には、それほど親しくない人のことについて聞かれることもあるわけでして、
けなすわけにもいかずに言葉に詰まります。
「忌憚の無い意見を言ってくれ」とか言われた場合は別ですが。
今までのリサーチの結果、そういう場合の回避法として


 ・評価をせずに素材や手法の話にすり替える。
「リズムはボサノバっぽいよね。ドラムは生音なのかな?」
「こういうストロークってやっぱり一気に引くの?」などなど。


 ・相手の感想を聞く(質問を質問で返す)
もし人の作品であれば
「あなたはどう思った?」「ふーん。なるほどね」
もし本人の作品であれば
「う〜ん…自分では何点くらい?どこら辺が上手くいったところ?」などなど。


↑の両方を使っても誤魔化しきれずに
「結局あなたはどう思っているの?」なんて言われちゃって
「ぶっちゃけつまんないと思う」と答えるハメになったこともあります。
つまりは彼も「忌憚の無い意見」を聞きたかったわけで
怒ってはいなかったのですが、冷や汗が出ました。

みなさんはそういうシュチュエーションでどうしていますか?
大人らしくお世辞を言っていますか?
それとももっとうまい誤魔化し方があるのでしょうか。