懐メロ

同居人がどこぞで拾ってきた「R25」に
氷室京介のインタビューが載ってまして。
こんなこと言っては大変失礼ですけど、
「現在の」氷室の音楽を聴きたいと思ってる人は少数のはずです。

R25読者(25歳位がターゲットらしい)は
BOOWY(←変換わからん)の頃や、ソロが大ヒットしてた90年代に
氷室京介を聴いて育ってるわけでして、
「ああ、氷室懐かしいな。中学の頃よく聴いてたなぁ」
なんて思いながらその記事を読むわけですよ。

現役の歌手としての氷室には興味がないのに
現在の氷室の記事に、ではどういう意味があるのかと言えば
要するに「あの人は今」なわけです。
青春時代に聴いた歌の歌い手が今何してるか、っていう興味。

僕の父の世代の吉田拓郎への思い入れと一緒ですね。
(ウチの父はフォークとか聴きませんけど)
懐メロなんですよね、すでに。
氷室も吉田も今も音楽活動を続けてて、新作を作ってるわけだから
それが今後評価される可能性はもちろんあるんですが、
世間的にはそれぞれ10年前、30年前に、
俺達の青春時代の歌を歌ってた人として認識されている。

最近、僕と同世代くらいのタレントがテレビで
ボウイやエックスの話するのを見かけるようになって
とても不愉快な気持ちになります。お前はおっさんかと。
僕は氷室京介にほとんど思い入れもないですけど
中学時代の思い出と共に氷室の話をするなんて
「氷室は死んだ」って言ってるのと同じことであって
氷室に対する侮辱だと思うんですよね。