新しい音を作ってほしかった

ルーカスは彼の映画を「見たこともない物」で埋め尽くそうとしますが
スターウォーズ』の1〜3を観ていて気になったのは
奇妙奇天烈な生き物や機械たちの見た目の新奇さに比べて
彼らの発する音(声)のバリエーションの貧しさです。

十数年ぶりに旧3部作(4〜6)を見たのですが、
こちらは見た目の珍奇さも壮観ですが、音もすごい。
1〜3のクリーチャーたちは大概普通の声で話すのですが、
4〜6では妙な音を発するマシンがいっぱい出てくるし、
人間の声で話すのはほぼ人間に限られる。
チューバッカは人語を話さず「ウォーン」としか言わないし、
R2-D2の「ピコピコ」は言うに及ばず、C3POの声も加工されている。

今じゃ余りにも有名になってしまったけれども
ライトセーバーの「ブーン」って音とか
ダース・ベイダーの「コーホー」だってオリジナルなんですよね。
奇妙な音が氾濫する旧3部作はサウンドトラックだけでも面白いのに
新シリーズでは音響面での冒険をやってないんです。
なぜなんでしょうね、もったいない。