坊主頭

友達の日記のコメントんところで
少女マンガの主人公で坊主頭っていないね、って話になったんです。
『BASARA』の朱理が一時期坊主になるなんて話もでたんですが、
結局それも「反省」の記号なわけですよ。
どれだけキッチリ書こう(描こう)ともマンガってやっぱ記号だな
ってことがよくわかる瞬間です。
だいたい僕なんて髪型は朱理だけど性格は浅葱だからさ(関係ないけど)
ヒーローに坊主頭は似合わない。ましてや恋なんてね。

少女マンガどころか少年マンガでも坊主の主人公は少ないですね。
野球マンガだって坊主じゃないですもんね。
あだち充はもちろんのこと、ドカベンだって坊主じゃない。
いや、あれは坊主なのか?角ガリなのか?よくわかんね。
『キャプテン』は全員坊主だったな。

あとは桜木花道ですかねぇ。井上雄彦は偉いですよ。
スラムダンク』には3人もメガネキャラが出てくるんです。
小暮、花形、宮益だったかな?
類型化されたメガネキャラとは微妙に文脈をずらして
しっかり個性化されてて、しかも全員ちゃんと活躍する。
日本のメガネ史に永遠に残る金字塔です。

ちゃんと探せばあるのかもしれないけどねー。
基本、坊主とかモヒカンとか関西弁のキャラって
脇を固める道化でしかないんですよね。
そんな記号化に抗って坊主頭の主人公に恋をさせてくれないかな。誰か。
いやさ、僕がヒーローになりたいわけじゃないのさ。
せめて坊主頭のヒーローに僕の代役をやってもらって
夢を見させてもらいたいのさ。