昨日の続き

アンビエント・ミュージックについてどう思うか、
という質問に対して、坂本龍一が
「アンビエントは好きだけど、アンビエント好きは嫌いだ」
と答えてるんですけど、これを読んだとき、
もやもやしてたものが色々すっきりした覚えがあります。

ロックは好きだけどロック好きが嫌いで、
ジャズは好きだけどジャズ好きが嫌いなのですよ、僕も。
その括りには自分も入るのかっていうと、ちょっと違ってて、
なんの留保もなく「アンビエントが好き」
とか言っちゃうようなヤツは気持ち悪い、
って言ってるわけです、坂本さんは。

アンビエント・ミュージック自体と、
アンビエントが好きなリスナーは別物ってことです。
と言っても、アンビエントが好きなのが悪いことだってんじゃないし、
ジャズでもロックでも同じなんですけど、
聴き方を考えて聴かないとバカになるよ、って話ですね。