間抜けっぷり

1、「いつも旅のなか」というタイトルである。
2、表紙は著者の角田が、どっかの外国で、子供と戯れている写真だ。
3、彼女がテレビで、旅が好きだと言っていたのを知っている。

…本を手に取った時点で、これだけの情報があったわけで
どう考えてもこれが旅行記であることは分かりそうなものだが
なぜだか僕は、これを小説だと思って借りてきたのだ。

結果としては当たりだったからいいんですけど。
もし定価で買った本だったら、そしてすごくつまんなかったら、
なんて思うとゾッとしますよね。