ananみたいな話

恋の駆け引きの代表的な例として、

そっけない態度を取っておいて、いきなり優しくする。
揺り戻しの効果で相手はメロメロ!

ってのがありますね。
これのポイントは、自分にメロメロになってるってことは
たぶん相手も気持ちがいいだろうということ。
自分の幸福だけでなく、相手の幸福でもある点が重要です。

僕としてはこれが恋の駆け引きの正しい姿だと思うんですが、
女性誌的な恋愛テクは『いい女に見せるため』
という方向に微妙にずれている場合があります。
男性誌だともっと露骨で、デートのテクニックとは結局
どうやってセックスに持ち込むかだったりします(笑)

双方に共通するのは『自分の商品価値を高める』ことが
自己目的化し、恋愛が二の次になっている事態です。
資本主義社会の最先端であるファッション・ライフスタイル誌が
このような傾向をもつのは考えてみれば当然のことなんですけど。

僕が駆け引きに対して嫌悪感を持っていたのは
後者(商品価値を高める)の例に対してだったのでしょう。
しかし、前者の例もあるということも今回認識しましたね。
素の気持ちをぶつけることが相手を傷つける場合があるということ。
お互いが気持ちよくなるための駆け引きは
相手に対する配慮でもあるということ。

大人って面倒よね。