2007-02-11から1日間の記事一覧

ダニエル・シュミット『季節のはざまで』

70年代までの作品の中でのシュミットの「虚構」は ある種特殊な、異空間的な様相を呈していた。 80年代以降の作品では、虚構と現実の境は見た目にはむしろ明確になっているのだが、 虚構が現実を侵食する度合い、現実の中における虚構の濃度が高くなっている…

地獄のはざまで

僕や友人たちの間でながく頭痛の種であった不倫女が 最近、不倫相手を家から蹴り出したと聞いて 「これで彼女も地獄に落ちなくてすむ(笑)」と言って皆で喜んだ。先日偶然に彼女に会ったとき、これはその後の顛末を聞くチャンスだと思い、 (別に好奇心からで…