2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
原作の方が完結したようなので 最近ちょっとずつ立ち読みしています。 最終巻に到達する頃には中古市場を一周して ブックオフで読めるようになってるという寸法です。 まぁ今日は漫画の方の話ではなくて、 読んでたらアニメの方も観たくなったのでした。一番…
久しぶりに『曲』を作ろうと思います。 友達がみんないろいろやってるのを見て、単純にうらやましいと思ったので。
切り返しショットは映画の基本だとゴダールも言っている。 見つめあう二人の顔を同時に写すことができない という事態を解決するために開発された技法である という話は前に書いた記憶があるなぁ。ぼけてんのか?この映画ではおもしろい切り返しのショットが…
アートとは古びたテクノロジーだ、 というような身も蓋もないことを言った人がいたが(誰だっけ?) 古びていないテクノロジーをアートに応用する場合、 (最近だとメディアアートって言われますね) テクノロジーが突出してしまう部分と、 『美』が表れてく…
孔子である。仔牛ではない。なぜに孔子か。 ちょっと前に読んだ石川の本が面白かったからもあるのだが、 自分の倫理が危機的な状況にあったから、という理由もある。 結果的にこれを読んでずいぶん救われた。 めでたしめでたしである。 心配をおかけした方々…
ユリイカ10月号(攻殻機動隊アニメ版の特集)を借りてきて読んだのだが わざわざ借りることもなかったなぁと思っている。 夏一葉「二〇三〇年の童貞たち」は面白かった。 まぁ簡単に言えば、神山健治は、 マッチョ主義を避けようと努力しているし マッチョ批…
他の作品に比べて長回しが少ないように思うし、 前に書いた『串の時間』というものが ほとんどなかったように思う。 (と言っても今回まとめて観る以前にアンゲロプロスを観たのは 大学生のときだったはずで、ちゃんと覚えてるわけではない)この映画では、…
LL COOL Jは "Ladys love cool James" の略なんですよ。 僕はレディじゃないけど惚れちゃいますね。
はいはい、いきなり引用ですよ〜。 外部世界に自存する不変の同一性としての実在」という構図は、この実在が観察可能になれば必ず破綻します。なぜならば観察可能な外部世界と我々がみなすものは、実は我々の経験(=現象)であって、それは時間を内包して必…
昨日、この秋初めてフリースを着たのだが、 ポケットに百円玉が入っていた。 前に着たのは4月くらいだと思うので 半年以上ポケットの中にいたわけだ。おそらく入れたまま洗濯して 入れたまましまったんだろう。 洗濯の時に落ちなくてよかった。
別に2回目を観にいったってわけではなくて 思いついたことをもうちょっと書いとこうかなぁと思っただけです。 基本的にこの前の続き。 http://d.hatena.ne.jp/wbnt/20051104#1131074948一昨日だったと思うんだけど 菊地成孔がNHKの「英語でしゃべらナイト」…
ボードゲームをたまにやるのだが、負けた後はずっと 『あの時ああしてれば、ああいう展開になったんじゃなかろうか』 という反省を繰り返してしまう。 勝ったゲームに関しては、 『あの手が決め手だったな。うふふ…』 などと思い返して悦に入っている。 (キ…
舞台じゃなくて映画ですよ。 バウシュ本人は残念ながら出てないようです。バウシュのものはもちろん、 バレエ自体を全然観ないのでまるで知らないのだが、 ダンスっていうものは、超絶的な肉体をもったダンサーが 人間性を極限までそぎ落として、 まるでマシ…
靖国問題などで『外圧に屈するのは良くない』 という意見があるが、 泣き寝入りすることが相手の思う壺になる という考え方なのだろう。実は僕も『ここで引き下がったら相手が笑うだけだ』 というような考えに一瞬とらわれる経験をしたんですね。 この考え方…
ゴダールは難解だ/いや全然難解じゃない という論争(?)が昔からありまして、 僕としては全然難解じゃないだろうと思うわけですが 70年代以降のゴダールの映画を初めて観た人は わけわかんないという印象をもつだろうなぁとも思うわけです。ゴダールは少…
公共広告機構「命の大切さ」より 命は大切だ。 命を大切に。 そんなこと、 何千何万回 言われるより、 「あなたが大切だ」 誰かが そう言ってくれたら、 それだけで 生きていける。 栗山千明が出てるヤツである。 一読すれば正しいように見えるが、 『世間に…
この映画ではアンゲロプロスのお家芸(←ホントか?)である ロングショットが控えられ、セット撮影を多用している。 アンゲロプロスのロングショットはとても美しく 例えば「エレニ」の葬式の移動撮影なんかを観ると 『この葬式が永遠に続かないものか』と思…
映画館というのは数時間にわたって 同じ席に拘束される特異な空間なわけです。 ですから、近くの席に迷惑な人 ――ビニール袋をガサガサやったり 上映中に2回も用を足すために立ち上がるような人―― がいるとムカムカしますし、 自分がそうならないように気を…
パンフレットに菊地成孔による音響の解説が載ってて 面白そうだしほしいなぁと思ったんだけど たかが2ページのために700円も払えるか! ってことで立ち読みで済ますことにした。 おいらもケチだねぇ。菊地も言っていたことだけど、 「新ドイツ零年」なんかと…
行くかどうかわからん映画の前売りを買う というのは幾分ためらわれる行為だけど、 結局、行くことになってみると、差額の300円は損したわけで (前売り1500円、当日1800円) なんで買っておかなかったんだろうと後悔する。ちょっといいジャケットがいい値段…
鴎外から辻仁成まで、日本近代文学における 『妊娠』についてぶった斬る文芸批評であります。今までに無い切り口で対象を批評する時 (と言ってもこの本が出たのは10年以上前だけど) なにも対象となる作品の 今まで誰も知らなかった側面が明らかになる、 な…
きちんと区画整理された町というのは 道路が直線的で、縦横が直角に交わっているわけですが、 うちの周辺はそういうことにはなってなくて 細くて曲がりくねった道がごちゃごちゃしてます。夜中にあてもなくフラフラ散歩するんですが、 たとえば自分の感覚で…
冒頭のシークエンスは、一しきりスピロスが喋った後、 川面に写るエレニ達4人を写して終わる。 この時、流れ揺らめく水面は彼らの写った姿をも揺らし 4人の顔は水面でぼやけている。 彼らは顔を奪われたまま物語を生きることになる。この時点では、顔を奪わ…
「パティ・ディプーサ」で何に驚いたって わたしはデヴィ・スカルノみたいに静かな美と優美さでもって、男たちを引きつけるってわけじゃないのよ。 という文である。この小説で引っ張り出されてくる固有名詞は、 日本人はもちろん、掲載された雑誌の読者でも…
ちょっと前、「イギリスから来た男」を観たとき http://d.hatena.ne.jp/wbnt/20051015#1129367976 ソダーバーグは娯楽大作をどんなふうに撮るんだろうと思ったので 今回この映画を観てみたわけですが、 結論から言えば彼は同じことをやってます。「イギリス…
一滴も飲めないわけではないが好きではない。 家に人を呼ばない(呼べない)ので 今の家で酒を飲んだことは一度もない。 酒自体は好きではないかが、 飲み会というものの雰囲気は好きだ。二日酔いになったことはないが (そもそも、翌日に残るほどの量を飲め…