錯誤行為

家を出て駅に向かう途中で、CDの返却日であることに気付いた。
慌てて家に帰ってCDをまとめて再び家を出たのだが、
レコード屋についたところで鞄をあけると持ったはずのCDが入っていない。
手に持ったことは持ったのだが、帰ってみると玄関に置き忘れていた。

道中で「6枚もCD持ってる割には軽いなぁ」と思った記憶はある。
普段の僕は、家を出る前、電車の中、返す直前、とケースにCDが入っているか何度も確認してしまう心配性である(笑)
軽いと思った時点で確認をしなかったのには、何か理由があるのではないか。
いつもならするはずの「確認」という行動を抑圧してしまうような無意識の理由が。

僕はどうしてもCDを返したくなかったのだろうか。
いくら自分に問いただしてみても理由はまるで思い浮かばない。
人間とは時に不条理な生き物である。