天山/元木
学生時代に友人が、コンサートの司会で
「新日本プロレスの天山広吉って選手がいまして、
巨人で言うと元木ぐらいの選手なんですけど…」
てなことを言いまして。
天山はその後IWGPもG1も取ったし、元木は引退したので状況が変わってますが
当時、天山の上には三銃士や健介と言ったトップレスラーがいて
元木も実力、知名度とも松井や上原といったスター選手には及びませんでした。
が、彼らは紛れもなく新日、巨人の主力選手であり
彼らの下には大勢のテレビに映らない選手達がいるわけで
「ピラミッドの頂点ではないけどその付近にいる選手」だったのですね。
まぁ場所柄(音大)もあって会場のみなさんにはあまり通じてませんでしたが
僕はこのセリフがいたく気に入ってしまったのでした。
とそんな話を同居人にしたところ
新日も巨人もよく知らない彼女は「意味がよくわからない」と言うので
上記のような説明をしたところやっとわかったようです。
で、彼女(美大卒)が
「それをもうちょっと音大のコンサートっぽく言うとどうなる?」と言うので
「じゃあそれを美大的に言うとどうなる?」と聞き返しました。
彼女は「印象派で言うとドガくらい」
僕は「後期ロマン派で言うとブルックナーくらい」と言いました。
Wikipediaで印象派を調べると
モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ピサロ、モリゾ…と並びますが
知名度はモネ、ルノワール、セザンヌに及ばないけれど
ピサロやモリゾ(←知らん)よりは上であり、非常に的確な例と言えましょう。
僕は、名前くらいは誰でも聞いたことがあると思うけど曲は知られてなくて
シュトラウス、チャイコフスキー、マーラーなどに比べるとマイナー
という線を狙ったのですがどうでしょうか。
ちとマイナー感が強すぎたかも。ドボルザークくらいでよかったか。
他にも「ジャニーズで言うと男闘呼組くらい」とか
「キン肉マンで言うとブロッケンJr.くらい」など色々あると思うので
みなさんも考えてみましょう。