「珈琲時光」で、一青窈は過去に東京で暮らした
台湾人の作曲家について調べているし、
浅野忠信は山手線の音を録音してまわっている。
この映画には音を集めることによって世界を捉えなおす
というテーマが明らかにあるにもかかわらず
音の扱いがぞんざいな感じがする。
光が一青窈を照らすように
音が彼らの存在に深く侵入するようなシーンがあってもよかったのではないか。
古本屋でCDを聴くシーンなんかは
もうちょっと繊細な音響処理とか
それなりの演出をしたらよかったのに、と思う。
マイクを持って電車にのる浅野についても同様。
ケチをつけてますが、面白い映画なので
みなさん観てくださいね(誰のまわしものだ?)