2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

苦悩

こんな顔してるくせに(どんなだ?)ナンだけど、 意外と色恋の悩みを相談されるほうだ。 昨日も、1年くらい連絡を取ってなかった友人が いきなり泣きながら電話してきたのでびっくりした。愛など知らぬ男だというのにおかしな話だ、と思わないでもないが、 …

ベルナルド・ベルトルッチ『シャンドライの恋』

根っからの蓮實っ子である僕は、73年の世代を含めた ヌーヴェルヴァーグ後の映画監督に少なからぬ思い入れがありまして、 『ファラウェイ・ソー・クロース!』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 といったヴェンダースの90年代の映画を最近観ておったので…

冬など早く終わってしまえ

なにやらハイテクな素材で出来たダウンコート (羽じゃないので、正確にはダウンじゃないんだが) を持っているのだが、あまりにも高機能すぎて タウンユースには向かないと思っていた。 なにしろ、雪の日でも中はシャツで平気なのだ。知人が去年「モンクレ…

三池崇史『DEAD OR ALIVE 犯罪者』

新宿の歌舞伎町と、横浜の中華街が主な舞台になっている。 なじみの、と言うほどでもないにしろ、 両方ともよくうろついた街なのだが、 (変なお店に通っていたわけではありませんよ!) 街を構成する要素(人、店、看板)は、バラバラで、 それぞれが勝手に…

好み?

2本しか観てないのに何だけど、 僕は、キム・ギドクの映画の主演女優の顔は好みじゃない。 僕が見ても綺麗だと思う女優は韓国にもいっぱいいるんで 日本人と韓国人の文化の違いってことじゃなくて、 僕とキムの主観になんらかの開きがあるのだろうと思う。つ…

キム・ギドク『魚と寝る女』

キム・ギドクを観るのは2本目だが、また主人公が喋らない。 『悪い男』もそうだったが、喋らないことにあまり必然性がない。 草の茂みの中にボートで入っていくシーンとか、 ボートハウスにエンジンをつけて、湖を流されていくシーンとか、 ストーリー的に必…

右/左

ハットリくんのほっぺは右巻きだったか左巻きだったか。 というか、そもそも統一されているのか。 つまり、顔が右向きのときは右巻きで、 左向きのときは左巻きだったりするんじゃないのか。 あと、左右対称だったか…疑問は尽きない。 ハットリくんマニアの…

Alva Noto + Ryuichi Sakamoto『Insen』

たまにはCDの話もしよう、ということで。たぶん正確な例えではないと思うのだが、 音楽にも、絵画で言う「図と地」のようなものがある。 一番わかりやすい例は、歌(図)と伴奏(地)だ。 伴奏がキャンパスとなって、その上に旋律の線が穿たれる、 っていう…

メガネボーイの憂鬱

聞いた話によると、映画館で映画を観るときは、 メガネよりコンタクトのほうが、視界が広くてよく見えるらしい。 全然知らなかった。今までひどい視界で観ていたのだろうか?関係ないが、メガネ屋を冷やかしに行くときには、 試着用のフレームには度が入って…

ラース・フォン・トリアー『ドッグヴィル』

例えば、スピルバーグは、 宇宙人襲来のような極限的な状況を描くことによって、 その状況のなかではじめてあらわになるような 家族の関係性のテーマを描きます。宇宙戦争の映像と物語をリアルに描けてはじめて 家族のテーマに説得力を持たせることができる…

誰がはじめたんだろう?

漫才コンビで、ボケがスーツでツッコミがカジュアル ってパターンがけっこう多いですよね。 ダウンタウン、品川庄司、アンタッチャブル、 (いつもではないけど)爆笑問題…他にも居たような気がする。 なんか意味あるんでしょうか?

一昨日の続き?

性行為なしで性欲を処理することについて。 ちょっと妄想じみてデンジャラスな内容になるかも(笑)恋人同士や夫婦間の、いわゆる愛のあるセックスに比べて、 オナニーや性風俗による性欲の解消は虚しいものとされている。 というか、実際虚しさを感じる人は多…

ヒアリング

今さらな話ですけど、センター試験にヒアリングが出来たそうですね。 僕はセンター試験に今までヒアリングが無かったってことを 今年のニュースで初めて知ったんですけどね。 何しろ模試を受けたことすらないですから。で、本題ですが、ジェニファー・ロペス…

宮崎駿『風の谷のナウシカ』

ヒーロー不在の映画である『トトロ』を除けば、 ほとんどの宮崎作品では、カップルが主役を勤めてます。 この映画にも、アスベル君っていう子がいるにはいるんですが… 他の作品と比べると圧倒的に弱い。 はっきり言って、ナウシカのパートナーとしての役割を…

フランソワ・トリュフォー『夜霧の恋人達』

映画批評で「90分に収めればもっとよくなった」とか、 縮尺の話が時々出てくるんだけど、 以前の僕にはそういう話がピンとこなかったのが、 この映画を観たときに、そういう長さの話について なんとなく納得がいったという覚えがある。とにかく展開が早い。 …

ストレス溜まるだろうね

自転車の検問で停められて、登録番号を照会してる時に、 「今日はけっこうあったかいですよね。 ここんとこ手袋2枚重ねにしても手がかじかんじゃって」 てな感じで、警官が世間話を始めたので、ちょっとびっくりしたのだが、 いきなり停車させられて不機嫌に…

青山真治『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』

同じ日に観た『亀も空を飛ぶ』の画がすごかったので、 こんなの撮られたら日本人は太刀打ちできんだろうな… などと思いながら観にいったのだが、 海も丘も日本ではないような風景で(ロケは北海道らしい) 腕があれば日本でだってすごい画は撮れるんだなぁ …

オトナのオトコ

革靴を履ける男になりたいんですよねー。 スーツではなく普段着で。 街ゆく人のファッションは片っ端からチェックしてますが、 カジュアルでかっこよく革靴を履いてる男性は本当に少ない。 40代くらいだと見かけないこともないですが、 30代以下だと、1ヶ月…

バフマン・ゴバディ『亀も空を飛ぶ』

山道にかすかに射す朝の光や、俯瞰で見るキャンプの灯りは、 尋常ではない美しさで僕らを圧倒するし、 アグリンが身を投げた崖の下の雪には心底ゾッとさせられるだろう。 電線の錯綜する街でパラボラを運ぶ少年や、 壊れた戦車が鉄屑と化して捨てられている…

ナム・ジュン・パイク

今日は2本の映画を観たが、 どちらも「メディアの媒介性」を強く意識させる作品だった。 しかし彼ほどそのことを徹底して考えた人はいないだろう。 上映中はパイクのことなど考えていなくて、 ↓の感想を書きながら、そう言えばパイク死んだんだよなぁ とふと…