ばななみたいな話

しつこくこの前のつづき
http://d.hatena.ne.jp/wbnt/20051121#1132564577
うろ覚えなのだが吉本ばななのエッセイから。

人ごと(他人ごと)を人ごとだと思っているうちは相手(パートナーのこと)をスーパーマン扱いして何でも大丈夫だって思ってしまうけど、自分の立場だったらどうか?って一回考えてからもう一度、人ごとだと思い直すと、その人の真の苦悩が見えてくることがある
(手元にないんで正確な引用ではない)

相手のことを考え抜くためには
考えた結果が相手にとってどうであれ
受け入れられるような自分でないと、
対等な関係になれないそうだ。
そして、そのような関係であれば
結果はおのずとついてくるものらしい。
↑人に言われたことの受け売りです。

相手をコントロールするためには
対等な関係にたたなければならないが、
それが出来てない人ってのは、
ようするに相手に依存しちゃってるわけですね。

自己信頼を築くためには他者の承認が不可欠ですが、
上の話によれば相手の承認を得るには自己信頼が必要なわけで
ループした構造になってしまいます。

おんなじことばっかり書いてますが、
『他者を手段としてのみならず、同時に目的として扱え』
という話ですね。
そして、その実践の難しさをしめしています。
恋ってたいへんなのねぇ。

ところで、相手や自分のことについてきっちり考える能力
というのは誰にでもそなわっているものなのか、僕は疑問があります。
上の話をした人は、必要があれば考えるだろうと言っていました。
妹にも話したのですが、本でも読ませとけとのこと。

僕は、どれほど切迫した状況であろうと
考えないやつは考えないし、本など読まない
という疑いを捨てきれないのですが
とりあえず困ってる友達には
吉本ばななのエッセイでも読むよう勧めておこうかと思います。
うまいこといってくれればいいんですけど。